サザエの意味
サザエとは、リュウテンサザエ科の海産の巻貝。殻表に長く太いとげのような突起をもつものが多い。壺焼きにして食べることが多いが、新鮮なものは刺身でも美味。さざい。さだえ。
サザエの語源・由来
サザエの語源には、「ササエ(小家)」の転、「ササエ(小枝)」の転、「サヘデサカエ(塞手栄)」の転、「サザレ(礫)」の転、「ササエダ(碍枝)」の転など諸説ある。
この中では、「サザレ(礫)」が転じたとする説が若干有力とされている。
しかし、平安時代の語形は「サダエ」で、その後「サダイ」、室町時代に「サザイ」、18世紀初頭から徐々に「サザエ」になっていることから、「サザレ」とするのは難しく、語源は未詳である。
サザエの漢字「栄螺」や「拳螺」の「螺」は、巻貝の総称。
「栄」は音や形から、「拳」は形から当てられたものであろう。