アチャラ漬けの意味
アチャラ漬けとは、大根やカブなどの野菜を刻み、唐辛子を加えて甘酢に漬けたもの。アジャラづけ。
アチャラ漬けの語源・由来
アチャラ漬けの「アチャラ」は、ポルトガル語で野菜や果物の漬け物を意味する「achar(アチャール)」に由来し、近世初頭に南蛮貿易を通して日本に入ったといわれる。
「アチャラ」に似た音で「漬け物」を表している言葉が、インドの「アチャール」、フィリピン・インドネシアの「アチャラ」、ネパールの「チャーレ」、アフガニスタンの「オチョール」など各地に見え、これらは同源と考えられる。
アチャラ漬けの「アチャラ」は「あちゃら(あちら)」のことで、「中国風」の意味とする説もあるが、「アチャラ(さん)」と言えば、普通は「西洋人」や「西洋風」を意味するので、言葉をよく知らない人が作った俗説であろう。