雀鮨/雀寿司/すずめずし 雀寿司の意味 雀寿司とは、小鯛(こだい)を背開きにし、腹中にすし飯を詰めたもの。大阪・和歌山の名物。 雀寿司の語源・由来 雀寿司は、現在では小鯛を用いるのが普通であるが、元々はボラの幼魚「江鮒(えぶな)」を開いて腹にすし飯を詰めたものであった。 そのすし飯を詰めて膨らんだ腹や、ピンと張ったヒレの形が、鳥のスズメに似ていることから、この名が付いた。 江戸前期の俳書『毛吹草』(1645年刊)には、大阪名物として江鮒を用いた「雀鮨」が紹介されている。