ライスの意味
ライスの語源・由来
ライスは英語「rice」からの外来語で、その語源はイネの学名「Oryza」と関係している。
米はギリシャ語で「oruza」、ラテン語で「oryza」と言い、イネの学名「Oryza」はこのラテン語からである。
ラテン語の「oryza」は、イタリア語「riso」になり、「リゾット(risotto)」の語源ともなった。
イタリア語の「riso」が古フランス語に入って「ris」になり、英語に入って「rys」「ryce」と変化し、「rice(ライス)」となった。
現在のフランス語の「riz」はラテン語から、ドイツ語で「Reis」はギリシャ語からである。
ライスの語源であるギリシャ語の「oruza」は、古いペルシャ語に由来すると考えられているが、さらに遡るとサンスクリット語「vrihi」に由来し、インド起源とも考えられている。
うるち米の「うるち(粳)」の語源説のひとつに、サンスクリット語「vrihi」に由来する説もあり、日本語の「うるち」と、米を表す英語の「ライス」が同源という可能性もある。