パーマの意味
パーマとは、頭髪に熱や化学薬品を用いて、人工的に波形をつける美容技術。また、その髪型。
パーマの語源・由来
パーマは、英語「パーマネントウェーブ(permanent wave)」の略。
「permanent」は、「永久の」「長持ちする」という意味で、ドライヤーやヘアアイロンなどで一時的に髪にウェーブを作るのに対し、パーマネントウェーブは、長期間(3~4ヵ月)に渡ってウェーブが保つよう、熱や薬品で処理することから名付けられた。
電熱を利用したウェーブ法は、1905年にドイツ人の結髪師カール・ネスラーがロンドンで発表し、オックスフォード街に世界初の「ネスレ・パーマネント・ウェーブ」という看板を出した。
1924年頃には、ネスラーのネッスルウェーブが、アメリカやイギリスの女性の間で大流行したといわれる。
日本では、大正12年(1923年)に神戸で外国人向けの美容院を経営していた紺谷寿美子が、アメリカからパーマ機を買い入れたのが始まりといわれ、1930年代には日本でも大流行した。
当初は、元の語形の「パーマネントウェーブ」か「電髪」と呼ばれ、省略形の「パーマネント」は昭和初期から昭和30年代頃まで用いられた。
さらに略された形の「パーマ」は戦後から見られるが、一般的な呼称となったのは昭和30年代以降である。
パーマの別名・類語
パーマネントウェーブ/パーマネント/電髪/コールドパーマ/デジタルパーマ/ストレートパーマ/スタッキングパーマ/ルーズパーマ/アイロンパーマ/アイパー/パンチパーマ/カール/巻き髪/巻き毛/縮毛/縮れ毛/天然パーマ/天パ