オオカミ/狼/おおかみ

意味

オオカミとは、食肉目イヌ科の哺乳類。大型犬ほどの大きさで、吻が長く、耳は立ち、尾が太い。また、うわべだけ優しく装い、実際は恐ろしい人のたとえ。

語源・由来

ニホンオオカミは、明治38年(1905年)に奈良県で捕獲されたのを最後に絶滅したが、日本では昔から、オオカミが山神の使いとして敬われており、語源は「大神」の意味からと考えられている。
また、神は信仰の対象であるが、人を食い殺すような怖い猛獣も「神」と呼んでおり、その恐ろしさからオオカミは「真神(まかみ・まがみ)」とも呼ばれていた。
オオカミの語源には、大きな口をもつことから、「大噛み」の意味とする説もあるが考え難い。

優しく装っているが、実は怖い人を「狼」と言うのは、「狼に衣」ということわざに由来する。
「狼に衣」は、衣を着せたオオカミは、一見して怖いことが分からないことからいう。

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