意味
ぎゃふんとは、言い負かされて言葉も出ないさま。多くは「と」を伴い、「ぎゃふんと言わせる」などと使われる。
語源・由来
二つの感動詞「ぎゃ」と「ふん」に由来する。
「ぎゃ」は驚き叫ぶさまを意味し、「ふん」は「ふむ」と同じ承諾を意味する。
ぎゃふんは明治時代以降に見られる言葉で、江戸時代には「ぎょふん」と言われていた。
「ぎょふん」は「魚粉」や「魚糞」という意味ではなく、「ぎょ」は「ぎゃふん」の「ぎゃ」と同じ感動詞である。
ぎゃふんの語源には、1837年に大塩平八郎が捕らえられた際、逢坂奉行町田有衛門に対し「義や噴なり、義や噴なり、悔しきかな」と訴え、この「義や噴なり」が転じたとする説もある。
しかし、それ以前から「ぎゃふん」と同じ意味で「ぎょふん」が使われているため、大塩平八郎の言葉からというのは考え難い。
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