エセの意味
エセとは、名詞に付いて、似ているが本物ではない、見せ掛けだけのもの。まやかしの意味を表す。「エセ関西弁」「エセ文化人」などと使う。
エセの語源・由来
エセの語源には、正しいものに為り得ぬ意味の「えせぬ」の略。
「いせ(僻・癖)」に通じる語。
「おそ(鈍)」が転じた語。
「にせ(偽・贋)」に由来する説。
古語「えしもの(荒物・荒賊)」の「えし」が転じたとするなど諸説ある。
古く、エセの語は、劣っているものや価値のないものを表していた。
それが、悪質や邪悪の意味も持つようになり、さらに偽物の意味に転じたもので、初めからエセに偽物の意味があった訳ではない。
そのため、エセの語源は「にせ(偽・贋)」以外の説と考えられるが、それ以上のことは不明である。
エセの漢字「似非」「似而非」は、「似て非なるもの」の意味からの当て字である。
エセの類語・言い換え
偽/偽り/紛い/もどき/まやかし/ごまかし/騙し/ガセ/インチキ/イカサマ/類似/擬似/偽物/贋物/まがい物/まやかし物/キッチュ/バッタもん/バッタ物/パチもん/パチ物/レプリカ/イミテーション/類似品/模倣品/模造品/偽造品/海賊版/海賊盤/ブートレグ/パイレートエディション