血祭りに上げるの意味
血祭りに上げるとは、戦いの手始めに敵を殺して気勢をあげる。相手を酷い目にあわせる。「血祭りにする」ともいう。
血祭りに上げるの語源・由来
「血祭り」は、生贄の血を神に供えて祭る古代中国の「血祭(けっさい)」に由来し、日本では中世頃から見られる。
『日葡辞書』では生贄の血を祭る意味も見られるが、主に戦いのはじめに敵の一人を殺して士気を高める意味で使われた。
「血祭りに上げる」の形での使用は昭和になってからで、相手を酷い目にあわせるたとえとして使われるようになったのは近代のことである。