簿記の意味
簿記とは、経済活動を営む経済主体が、その経済取引でもたらされる資産・資本・負債などの収支・増減を一定の方式で帳簿に記録・計算・管理する計算技法。
簿記の語源・由来
簿記の「簿」は帳簿、「記」は記入することを意味する。
『太政官達・第百二十八号』(1874年)に「警察官吏は常に其姓名を簿記し置くへし」とあるように、「簿記」は文字通り「帳簿に記入すること」の意味で使われていた。
のちに、英語「bookkeeping」の訳語として使われるようになり、現在の意味となったが、当初の訳語には「帳合」や「記簿」などもあった。
簿記の語源で多く語られる説に、「ブックキーピング(bookkeeping)」の略が変化したとする説がある。
これは、「ブックキーピング」が「ブッキー」と略され、「ブキ」「ボキ」となって「簿記」の漢字を当てたというものだが、明らかにでたらめな俗説である。
簿記の類語・言い換え
ブックキーピング/西洋簿記/帳合/記簿/会計/経理/計理/財務処理/帳簿/帳面/帳付け/出納簿/出納帳/収支簿/記帳/出納/収支/原簿/単式簿記/複式簿記/商業簿記/工業簿記/銀行簿記