杏仁豆腐の意味
杏仁豆腐とは、中国料理の点心の一。アンズの種を粉状にしたものに、牛乳・砂糖・ゼラチンなどを混ぜ合わせ、冷やし固めたデザート。
杏仁豆腐の語源・由来
「杏」はアンズ、「仁」は種を意味し、杏仁はアンズの種の中の核を表す。
この核の中にある胚を粉状にして使い、豆腐のような白い見た目から「杏仁豆腐」という。
元々、杏仁は喘息などの治療に用いられていたものだが、苦味が強く飲みにくいため、甘味や牛乳を加えられたものが杏仁豆腐で、本来は薬膳料理の一種であった。
現代では、杏仁の代わりに、匂いが似ているアーモンドが使われることも多い。
「杏仁豆腐」の読み方には、「杏」を唐音で読む「あんにんどうふ」と、慣用音で読む「きょうにんどうふ」の二通りあるが、一般的には「あんにんどうふ」の読みが定着している。
また、中国語の発音「シィンレェン ドォゥフゥー」から「シンレンどうふ」と呼ぶこともある。
杏仁豆腐の別名・類語
きょうにん豆腐/シンレン豆腐/杏仁羹/デザート/スイーツ