文化の意味
文化とは、学問・芸術・道徳・宗教など、人間の精神的活動によってつくり出されるもの。人間の生活様式や、学習によって習得した内容一般。世の中が開けて、生活が豊かになること。
文化の語源・由来
文化は漢籍に見られる語で、元々は「文徳により教化すること」を意味し、権力や刑罰を用いず、学問や教育によって人民を導くことを表していた。
明治時代に「文明」とともに「civilization(シビリゼーション)」の訳語として使用され、「文明」と「文化」はほぼ同じ意味で用いられていた。
しかし、「文明開花」の流行によって「文明」の語は明治時代初期から一般化されていたのに対し、「文化」が定着したのは明治20年前後である。
明治30年代後半から、ドイツ語の「Kultur(英語のculture)」の訳として「文化」が使用され、「文明」と区別して用いられるようになった。