白湯の意味
白湯の語源・由来
白湯は、不純物が入っていない湯なので、「素湯(すゆ)」に由来すると考えられている。
ただし、この湯を「すゆ」と発音した例はなく、「白湯(さゆ)」が室町中期の『文明本節用集』で見られるのに対し、「素湯(さゆ)」は江戸時代に入ってからなので、「すゆ(素湯)」が転じて「さゆ」になったとは考え難い。
さ行で始まる言葉は、「さっぱり」や「すっきり」など、清らかなことを表すものが多くあるため、「素湯」という意味を表した音が「さゆ」であったと考えるのが自然である。
「白湯」の漢字は意味による当て字で、「白」には汚れていない意味があることからと考えられる。