狂言/きょうげん 狂言の意味 狂言とは、室町時代に成立した日本の伝統芸能の一。猿楽の滑稽な物真似とせりふ劇の要素をもつ。能狂言。人を騙すために仕組むたくらみ。嘘。 狂言の語源・由来 狂言は、本来「道理に外れた言動」を表す漢語で、日本では奈良時代から用いられていた。 中世になると「滑稽な言動」や「冗談」の意味でも用いられ、同じ頃に発展した滑稽な劇も「狂言」と呼ばれるようになった。 近世には「芝居」も意味するようになり、「狂言強盗」のように「人をだます」といった意味も表すようになった。