虎穴に入らずんば虎子を得ず/こけつにいらずんばこじをえず

虎穴に入らずんば虎子を得ずの意味

虎穴に入らずんば虎子を得ずとは、危険を冒さなければ、功名や成功は得られないことのたとえ。

虎穴に入らずんば虎子を得ずの語源・由来

虎穴に入らずんば虎子を得ずの出典は『後漢書』の班超伝で、匈奴との戦いで危機に陥った際、後漢の班超が部下に言って勇気づけ、匈奴に突撃させた際の言葉に由来する。
危険を冒して虎穴(虎が棲む洞穴)に入らなければ、虎の子を捕獲することはできないことから転じたもので、「虎子」は「虎児」とも書く。
功名や手柄の比喩として「虎子(虎児)」が使われているのは、大切にして手放さない物や、秘蔵の金品を「虎の子」と言うように、虎が子を大事に守り育てるところからである。

虎穴に入らずんば虎子を得ずの類語・言い換え

虎穴虎子/虎口抜牙/危ない橋も一度は渡れ/危ない所に登らねば熟柿は食えぬ/枝先に行かねば熟柿は食えぬ/危ない枝に上がらねば熟柿は食えぬ/死中に活を求める/身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ/肉を切らせて骨を断つ/皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る/皮を切らせて肉を切る

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