君/きみ

君の意味

君とは、二人称の人代名詞。 同等または目下の相手をさす語。多く、男性が親しみを込めてややぞんざいに言う。

君の語源・由来

「君(きみ)」は、元々は君主や天皇の意味で用いた語なので、「上(かみ)」に通じるという説があるが定かではない。
天皇のなど自分が仕える主人の意味から、貴人をさす際に特定の個人を意識した表現をするようになったことで、「君」は二人称代名詞として使われるようになっていった。
上代には、稀に同士や同士、また、戯れで男性から女性に対して「君」が用いられた例もあるが、多くは、女性から男性に対して用いられていた。
平安時代以降、親愛な関係にある男女いずれにも用いられるようになったが、その後、二人称の用法は一時衰えた。
江戸時代末期に男性語として復活し、幕末から明治初期には、一人称の「僕(ぼく)」と対で使われるようになり、「君」は対等の立場で相手を呼ぶ語として一般化していった。

君の類語・言い換え

you/お前/てめえ/おめえ/おめえっち/おまえさん/お前様/お手前/あなた/あんた/貴方様/貴様/己/おどれ/おまはん/おみゃあ/お宅//汝人/なれ/いまし/まし/みまし/おぬし/ぬし/主様/主殿/にし/うぬ/うれ/我主/そなた/そち/其の方/そちら/そこ/そこもと/其の許/其様/其れ様/其文字/我文字/吾が身/吾君/吾が君/吾子/吾兄/自分/ご自分/御分/我/わい/敵様/我君/我男/我女/我女房/我御許/我が身/我御前/我丈/我先生/我人/我様/わり様/我郎/己様/おのさん/あれさま/ありさま/あれ/あれに/此れ様/方様/御方様/御方/我殿/御事/御身/御身様/我上﨟/此方/此方様/彼/貴下/貴君/貴方/尊君/貴兄/仁兄/賢兄/大兄/兄/貴官/貴公/公/貴殿/貴辺/御辺/足下/尊公/貴台/賢台/尊台/高台/老台/尊堂/貴女/貴嬢/貴姉/貴丈/貴職/きんじ/くそ/我御料/卿/こなん/こんた/しゃ/小子/御内/みこと/我尊/真人

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