ほとんどの意味
ほとんどとは、大部分。大多数。だいたい。おおよそ。もう少しのところで。切実であるさま。
ほとんどの語源・由来
ほとんどは、副詞「ほとほと」が音変化した語。
平安から鎌倉時代にかけて「ほとほど」や「ほとをと」となり、室町時代中期以降「ほとんど」の形となった。
「ほとほと」は「辺」や「側」を表す「ほとり」の語根「ほと」を重ねたもので、「もう少しで」というところから、「だいたい」や「危ういところで」の意味を表すようになった。
現代語では「ほとんど」がこの意味を引き継ぎ、「ほとほと」は意味が変化して「まったく」「つくづく」など困り果てた気持ちを表す。
ほとんどの類語・言い換え
大部分/大多数/大方/大抵/大半/大体/総じて/概して/一般に/大概/ほぼ/ほぼほぼ/おおむね/およそ/おおよそ/粗方/あまねく/数多/押し並べて/主として/主に/もっぱら/多く/九分通り/十中八九/九分九厘/全般的/全体的/すんでに/すんでのところ/すんでのこと/危うく/危なく/危ないところで/あわや/かろうじて/辛くも/ギリギリで/どうにか/どうにかこうにか/もう少しで/危機一髪で/間一髪で/紙一重で/あと一歩で/やっと/やっとのことで/ようやく/何とか