なまはげ

なまはげの意味

なまはげとは、秋田県男鹿市などで大晦日(元は小正月)に行われる民俗行事。数人の青年が鬼の面をかぶり、蓑をつけ、木製の包丁や桶などを持って家々を訪れる。

なまはげの語源・由来

なまはげの「なま」は、「なもみ」という囲炉裏にあたっていると手足にできる低温やけどのこと。
なもみができるということは、冬場、火にあたってばかりいて怠けている証拠であるから、なまはげが包丁でなもみを剥ぎ、怠け者の子供を戒める。
なもみを剥ぐところから「なもみはぎ」と呼ばれ、転じて「なまはげ」となった。

なまはげは漢字で「生剥げ」と書く。
「はげ」は「剥ぐ」が語源なので、「剥げ」はその意味通り。
「なま」は「なもみ」が転じた語なので、「生」は音からの当て字と考えられる。

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