きくらげの意味
きくらげとは、キクラゲ目キクラゲ科のキノコ。枯れ木に群生する。暗褐色。ゼラチン質だが乾燥すると縮み、軟骨質になる。主に中華料理に用いる。
きくらげの語源・由来
きくらげは、干したクラゲに味が似ていることから、樹木に生えるクラゲの意味で名付けられた。
漢字の「木耳」は漢名からの用字で、「きくらげ」という音の成り立ちとは異なる。
漢名の「木耳(ムーアル)」は、形が人間の耳に似ていることからで、「木の耳(きのみみ)」という別名もある。
1603年刊『日葡辞書』にも、きくらげの別名として「耳茸(みみたけ)」という名を挙げており、日中とも耳にたとえていることが分かる。