烏兎匆匆の意味
烏兎匆匆の語源・由来
烏兎匆匆の「烏兎」は、中国の伝説に由来する。
中国の伝説では、太陽には三本足のカラスが棲み、月にはウサギが棲むとされた。
そこから月日を「烏兎」と表すようになり、「年月」「歳月」の意味でも用いるようになった。
「匆匆(怱怱)」は「忙しいこと」「慌ただしいこと」を意味し、「烏兎匆匆」で月日があわただしく過ぎること、月日が経つのが早いことを表す。
太陽の中のカラスを「金烏(きんう)」、月の中のウサギを「玉兎(ぎょくと)」と呼び、日と月を「金烏玉兎(きんうぎょくと)」ともいう。
烏兎匆匆の類語・言い換え
金烏玉兎/兎走烏飛/露往霜来/光陰矢の如し/送る月日に関守なし/歳月人を待たず/今日の後に今日なし/盛年重ねて来らず/白駒の隙を過ぐるが如し/光陰に関守なし/光陰人を待たず/歳月流るる如し/時節流るるが如し