シジュウカラ/四十雀/しじゅうから

意味

シジュウカラとは、スズメ目シジュウカラ科の鳥。全長約15センチ。頭部は黒く、頬は白い。喉から尾まで黒い縦筋がある。

語源・由来

平安時代には「シジウカラメ」と呼ばれ、室町時代から「シジウカラ」と略された。
シジュウカラのさえずりは「ツツピーッツピー」、地鳴きが「チ・チジュクジュク」と表されるので、「シジウ」は鳴き声を表したものと考えられている。
「カラ」は、ヤマガラの「ガラ」や、ツバクラメ(ツバメ)の「クラ」と同じく、鳥類を表す語。
「メ」は「群れ」の意味か、鳥を表す接尾語である。
ゴジュウカラ(五十雀)がいるためか、四十雀の「四十」を「40羽」などと、数に由来を求める説もある。
しかし、ゴジュウカラはシジュウカラに似ているところから付いた名前なので、ゴジュウカラの存在を考慮する必要はなく、「四十」は「シジウ」の音から当てられたと考えるのが妥当である。

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