李下に冠を正さず/りかにかんむりをたださず

李下に冠を正さずの意味

李下に冠を正さずとは、人から疑いをかけられるような行動は避けるべきであるという戒め。

李下に冠を正さずの語源・由来

李下に冠を正さずは、古楽府「君子行」の「瓜田不納履、李下不正冠」に由来することわざ。
「李下」は、スモモの木の下の意味。
スモモの木の下で、曲がった冠を被り直そうとして手を上げると、スモモの実を盗むのではないかと誤解を招く恐れがある。
そこから、間違ったことでなくても、人から疑いをかけられるような行いは避けるべきであるというたとえで、「李下に冠を正さず」と言うようになった。
「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」と続けても言う。

李下に冠を正さずの類語・言い換え

瓜田に履を納れず/君子危うきに近寄らず/李下の冠/瓜田李下/瓜田の履/君子危うきにのぞまず/危ない事は怪我のうち/臭しと知りて嗅ぐは馬鹿者/賢人は危きを見ず/聖人は危きに寄らず/命を知る者は巌牆の下に立たず/慎む/控える/差し控える/注意する/用心する/警戒する

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