時化/しけ

意味

時化とは、風雨でが荒れること。海が荒れてが捕れないこと。興業などで客の入りが悪いこと。また、商品の売れ行きが悪いこと。不景気。

語源・由来

しけは、動詞「時化る(しける)」の連用形からで、時化の漢字は当て字。
「湿気」を活用させた「湿気る(しける)」と同源で、それが天候に結びつけられたと思われる。
『日葡辞書』に「天気が曇る」とあるように、古くは空が曇る意味で用いられた。
時化は、天気が曇ることから海が荒れる意味になり、海が荒れることから不漁の意味。
さらに、不漁から客の入りや商品の売れ行きが悪いなど不景気の意味にもなり、回りが悪くなると気分が暗くなるところから、「しけた(ツラ)」などの状態も表すようになった。

類語・言い換え

海が荒れる時化

荒れ/大荒れ/大時化//荒天/悪天/悪天候/暴風雨

魚が捕れない時化

不漁/凶漁/大時化

不入りや不景気の時化

不入り/客足がまばら/閑古鳥が鳴く/開店休業/閑散/ガラガラ/上がったり/あっぷあっぷ/不景気/スランプ/不況/デプレッション/不印/夏枯れ/冬枯れ/霜枯れ/リセッション/景況が悪い/景気が悪い/景気が低迷/景気後退/景気が停滞/景気が沈滞

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