未曾有/未曽有/みぞう

意味

未曾有とは、いまだかつてないこと。きわめて珍しいこと。

語源・由来

未曾有は、「奇跡」を意味するサンスクリット語「adbhuta」が漢訳された仏教用語。
元々は、の功徳の尊さや、神秘なことを賛嘆した言葉として用いられた。
日本では、未曾有が「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」と訓読され、本来の意味で使われていた。
しかし、鎌倉末期には原義が転じ、善悪の両方の意味で用いられるようになった。
現代では「未曾有の災害」や「未曾有の事件」というように、悪い意味で用いられることの方が多く、良い意味で使われることが稀となっている。

類語・言い換え

いまだかつて/前古未曾有/古今未曾有/空前/無前/絶後/空前絶後/曠前絶後/曠古/後にも先にも/二度と/稀有/希代/稀代/希世/稀世/曠世/世にも稀な/稀/希/珍稀/希有希有し/希少/稀少/万が稀/稀覯/奇絶/たぐいまれ/終ぞ/終ど/前代未聞/希代未聞/未聞/破天荒/古今独歩/記録的/歴史的/無い図/珍しい/珍/珍事中夭/遠珍/ありがたい/滅多にない/滅多に見ない/例を見ない/前例がない/先例がない/皆無に等しい/類がない/類いない/比類ない/並びない/見たことがない/見た例がない/見慣れない/目にしない/目に触れない/聞いたことがない/聞いた例がない/聞き慣れない/聞かない/耳にしない/言語に絶する/筆舌に尽くし難い

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