ブルマー

意味

ブルマーとは、裾口をゴムで絞った、あるいはぴったりしたショーツ型の女性用運動着。

語源・由来

ブルマーは、1850年頃、アメリカの女性解放運動家 エリザベス・スミス・ミラーによって考案されたものである。
同じく、女性解放運動家のアメリア・ジェンクス・ブルーマーが、ミラーの考案した衣服を「リリー」誌上で紹介し、世に広めたことから、「bloomers(ブルーマーズ)」と呼ばれるようになった。
つまり、ブルーマーの名前が「ブルマー」の語源である。
当時のブルマーは全体的にゆったりして足首で絞ったもので、その上からスカートが履かれ、女性解放運動の象徴とされた。
19世紀末頃から、ブルマーはスポーツ着として取り入れられ、一般にも普及していった。
日本では大正から昭和にかけて女学生用の運動着としてブルマーが用いられ、第二次世界大戦後からは丈が短くなり、形が提灯のように見えたことから、俗に「ちょうちんブルマー」とも呼ばれた。
東京オリンピックのあった1964年以降、ぴったりとしたブルマーが主流となり、1990年代初頭まで多く用いられた。

1850年当時のブルマー

1850年当時のブルマー


類語・言い換え

ブルマ/ブルーマー/ブルーマ/ちょうちんブルマ/体操パンツ/体操服/体育着/体操着/運動着/トレーニングパンツ/トレパン/スウェットパンツ/スポーツウェア/トレーニングウェア/ジャージ/ジャージー/スウェットスーツ/スウェット/スエット/トレーナー

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